ルビのついた縦書の日本語文章をPDFにする方法

0.はじめに

このページは縦書きルビのついた文章をPDFにする方法をまとめています。

1.MicrosoftWordで文章作成→PDF出力

OfficeのWordにて縦書の文章を作成してそれをPDFに印刷する方法です。
参考になりそうなサイトをまとめてみました。

  • Wordで文字列にルビを振る方法
  • Wordでの縦書文章の作り方
  • 半角英数2桁の並びをWord縦書で表示する方法
  • 印刷でPDFとして出力できるフリーソフトPrimoPDF
  • 2.青空文庫形式で書いて、青Pで出力

    執筆はWordよりエディタという方にオススメな方法。 青空文庫形式でPDF出力するためには「青P」というフリーウェアを使います。
    凝ったレイアウトは難しいですが、とりあえず出力できればOKという場合には重宝すると思います。
    『青空文庫形式のテキストファイルをPDFに変換するツール、略して「青P」』 公開サイト
    スクリプトは日本語なので分かりやすいですね。
    青空文庫の書式について

    3.pLaTeXで縦書組版とPDF出力

    PC初心者には敷居が高いですが、拡張性があってフリーで利用できるといえばこの手法がベストかと思います。用途を限定して使用するならばオススメです。
    今回はこの方法でPDFを作成してみました。

    ・インストール方法

    TeXインストーラ3が便利です。TeXインストーラ製作者の阿部さんのページへ
    表示されるウィザードに従ってゆくだけでインストールが完了します。

    ・ルビ付き縦書文章の作成

    サンプルファイルを用意しましたのでそれを用いてPDFにしてみましょう。
  • 文庫投稿スタイル(縦書、42文字x34行)に出力するtexファイル
  • 上のサンプルを出力したPDF

  • sample.texをテキストエディタで開いてみると分かりますが、縦書の書式を書くためのコマンドを打ち込んであります。
    このファイルを変更しながら自分の文章で縦書ルビ付きPDFにしてみるといいでしょう。

    コマンドプロンプトを選択し、cdでsample.texのフォルダに移動します。
    pLaTeXにsample.texを渡してdviファイルを作成します。

    > platex sample.tex

    できたsample.dviをdvipdfmxでPDFに変換します

    > dvipdfmx sample.dvi

    TeXの書式についてはTeX入門が分かりやすいです。
    サンプルをいろいろといじってオリジナルの縦書き文章を作ってみるのもいいでしょう。

    ・おまけ

    platex起動からPDFを表示するまでを自動化するスクリプト(WSH)

    * 使用方法と注意点

    このスクリプトにtexファイルをドロップすると、platexにてPDFを作成します。
    複数回platexを起動しなければならないケースには対応していません。
    また、前処理として起動中のAdobeReader(AcroRd32.exe)を停止させます。

    PDF表示にAdobeReaderを使用していない、もしくは停止させるの処理を無効化したい場合は、スクリプト中で「var stopAdobeRd = true」の部分を「var stopAdobeRd = false;」に変更お願いします。
    ファイル名が全角漢字のTeXファイルを渡すとエラーになってしまう場合があります。
    スクリプトの使用は自由ですが不具合による責任は負いかねますのでご了承ください。